「宝彩有菜アドバンスコース」付録8 
(homeへ) /(e-講座のhome)へ/
「宝彩有菜アドバンスコース」付録8
(homeへ) /(e-講座のhome)へ/
自分の天職は「これだ！」ってものが見つかるといいですね。
そうすると、それをしていて楽しいですし、楽しいから続けられます。続けられるとモノになり易いですし、モノになれば認められたりします。認められるとお金になるでしょうし、みんなの役にも立ちます。そんな天職が見つかればどんなに良いでしょう。
でも、なかなか簡単には見つかりませんね。なぜでしょう。
お金とか、名声は、他人の都合で決まることですから、自分では予測ができません。
ですから「儲かる」という条件で天職を探すと分からなくなります。天職をしていたら、たまたまお金が儲かることもあるのだといえるだけです。儲からないこともあります。
分からない「お金」や「名声」は外して「楽しいもの」を探しましょう。それなら自分で決められます。やっていて喜びに溢れるもの。面白いもの。元気の出るもの。自信や愛や勇気を確認できるものです。
そのような、天職をもう見つけている人はおめでとうございます。
辛いことや苦しいことが起こっても「これは天職だから」と乗り越えて行くことができるでしょう。
つまり一旦天職が決まれば、それは、さらに自信や愛や勇気を増進させるものになります。
（本当に面白いものが見つけにくい訳）
でも、実際には「面白いもの」という条件だけにしてもなかなか見つかりませんね。
その訳は、いったいどれが面白いのかと、すぐに色々と比較を始めるからです。これはどうだろう、あれはどうだろう。これも面白いけれど、もっと面白いものはないだろうかと。
この「比較する」ことが問題です。
今よりもっと良いものを探そうとしている訳ですから、心の底では「今していることは『本当の天職』よりは面白くない」になっています。「より楽しいもの」を探すためには、今やっていることは「楽しくない」と自動的に認識している訳です。もっとはっきり言えば、「今やっていることは天職ではない」と常に思っているわけです。
ですから当然です。どんなことしても面白くない点を必ず探し出します。「いやいや、こんなことで楽しいと思ってはいけない」とすぐに否定してしまいます。そして、挫折するイメージを作り上げます。
この心の傾向がある限り、たとえ本物の天職を手にしていたとしても「これは天職ではない」と放り投げてしまうことになります。
（比較ばかりしていると見逃す）
これを直しましょう。直すにはこうします。
理論的には「楽しいものを見つけよう」とすると、「今のこれは楽しくない」になってしまうのですから、そもそもの「天職を見つけたい」のをやめれば良い訳です。
するともう「これは天職でない」という否定的な考えも解消できます。でも、そう思うのは、なんとなく元気が出ませんね。天職を見つけない訳ですから。
そこで、こう工夫します。先に天職をとにかく決めてしまいます。
でも、分からないまま間違った天職を決めてしまうと大変だと思ってしまいますよね。
大丈夫です。
分からなければ一段上を決めるという手があります。
つまり、おおくくりな天職を決めてあとはその天職の細分化されたジャンルだと思う方法です。
例えば、画家か音楽家か迷う場合は、一段上の芸術家が自分の天職だと思えば良いわけです。すると、画家も音楽家もどちらもその天職の内です。どちらも楽しんでできます。同じように、サッカーか野球かならスポーツが天職。
（天職を間違いなく決める方法）
このように、とにかく一段上で決めれば必ず天職は決まります。
天職が決まれば、あとはその天職をやりながら自信と愛と勇気を増進させて行けるわけですから、もう「これは天職ではないかも知れないなぁ」という心配はなくなります。それでいいのです。
実は何をやっても、それが本当に天職かどうかは誰にも分かりませんが、本人がそれを「天職」だと信じて、そして楽しんで一生懸命やれば、それはそれで本物の天職なっていくものなのです。
そして天職を持てば、人間的にも成長し、心も磨かれ、自信や愛や勇気に溢れることができます。
さて、すると、もう、お気づきかも知れませんが、一番大くくりで、最上段の、絶対に正しい天職がありますね。
何でしょう。
それは「自分」ですね。
つまり、「私の天職は『自分という人間』をやることだ」にすれば、これが最高、最大です。
自分が天職ですから、何をしてもその天職の内です。朝から晩までそして一生、天職をやり続けられます。これが一番元気が出ます。
そう思うこつは感謝です。生きていることに感謝すればするほど、「自分が天職」という思いを深めて行くことができます。
この世に生まれて来たことを感謝。
今生かされていることに感謝。
出合いに感謝。
すると不思議ですがますます「自分」が本物の天職になっていきます。自信や愛や勇気に溢れていきます。
辛いことや苦しいことを乗り越えていけます。元気がでます。感謝と喜びが循環して高まっていく最高の境地です。
自分という人間を、一生、楽しくやっていくことが天職、つまり「自分が天職」です。
自分を愛し、人を愛することが、この地球に生まれて来た私たちの、考えてみれば実は本当の天職なのです。
------------------------------
（鏡に向かって言ってみよう
「私の天職は私をすることだ」、
そしてほほ笑む。それで人生が変わる）
------------------------------
宝彩有菜（ほうさいありな）