「宝彩有菜アドバンスコース」付録１９
(homeへ) /(e-講座のhome)へ/
「宝彩有菜アドバンスコース」付録１９
(homeへ) /(e-講座のhome)へ/
Fili掲載(1999/５−６)vol.４６.号
幸運の女神のつかまえ方が上手になると、色々な幸運に恵まれて人生がバラ色に輝きそうです。
確かに幸運の女神のつかまえ方の上手な人も世の中には居るような気がします。どうしたら、そうなれるのでしょう。
今回は、幸運の女神のつかまえ方をお教えします。というより、幸運の女神が向こうから大勢い押し寄せてくるようになるという贅沢な方法です。
その方法をお話しする前に幸運の女神の性質や性格を理解しておきましょう。
一般に言われているように「幸運の女神には前髪はあるが後髪はない。だから、チャンスを逃がすと後ろからはつかめない」というのはウソです。
女神にはちゃんと前も後ろも髪があります。
でも、女神は人間より数段高等ですから人間に髪の毛をつかまえられるようなことはありません。第一、つかまえようと待ち構えている人のところにはやって来ません。
女神は「幸運」を運んでくるのです。
プレゼントするためにやってくるのです。我々はそれをありがたく受け取るだけです。
(女神は親切だがプライドも高い)
また、女神はプライドも高いですが、とっても親切ですからプレゼントを受け損ねた人の所にも何度でも巡って来ます。
つまりチャンスは一度だけではなくて、チャンスは何度も巡ってきています。
ですが、女神は透明です。人間の目には見えません。
ですからなかなか気付けないだけです。
ずーと気が付かなければ、自分にはチャンスが巡って来ないと思ってしまいます。
女神が自分のところに来ていることに気づくには、どんなことも「ひょっとしたらこれはチャンスかもしれない」と思ってみることです。
「ひょっとしたらこれは女神が来ているのかもしれない」と思ってみることです。
そして「おお、これはラッキーだ」と思えれば、女神から、プレゼントを貰えます。
ラッキーだ。ありがたい。つまり感謝すれば、すぐに女神からプレゼントをもらえます。
巡ってきたチャンスをどんどんもらっていると「あそこに行ったらすぐ感謝して持って行ったプレゼントをすぐに受け取ってくれる」と評判になりますから、ほかの女神もどんどん連れ添ってやって来るようになります。
（大きな幸運は連携プレー）
また、連続したプレゼントもあります。大きなプレゼントは大概そうなっています。
例えば、出張に行く朝、バスが故障して新幹線に乗り遅れてしまった。「なんて運が悪いのだろう」と次の新幹線に飛び乗った。運の悪い日は運の悪いことが続くもので、隣に座り込んで来たおじさんが弁当のお茶をこぼしてスラックスが濡れてしまった。
本当にもう腹が立つことばかりで、目的地までむすーと黙っていた。
というのはプレゼントをもらい損ねます。
プレゼントがもらえる正しいやりかたは、まず、バスが遅れたとき「おっ、これは何かプレゼントの予告かもしれない。ラッキーかもしれないぞ」と思います。
つぎに、新幹線で隣り合った人がお茶をこぼしても、にこやかに、「このくらい大丈夫です。急いでて転んじゃったって言ってもいいし。実は遅れそうなんです。あはははは」なんて言っていると、それから色々と話が弾んで、その人が、なんと自分の人生で自分がもっともやりたいことをサポートしてくれる、そのキーパーソンだった。その時ちょうど巡り合ってしまっていた。まるで奇跡のような偶然で座席が隣り合わせになっていた。「凄い幸運」なんてこともあります。
それほど、幸運の女神たちのやることは人間ワザではありません。
信じられないくらい華麗な連携プレーを見せてくれます。
(感謝が大きいほどプレゼントも大きい）
自分は運がない。幸運の女神も巡ってこない。と不平や不満を言っている人には女神はやってきませんよ。
だから、どんなことでも感謝しましょう。不運だと一瞬思うようなことでも、それはかならず幸運につながっています。どんなことでも感謝していましょう。すると女神達が華麗な連係プレーも見せてくれます。
そして、何でも感謝していると、「おお、なんだ、なんだ。こうやって『生きている』ことって凄いラッキーなことじゃん」ということに気付くこともあります。
すると、涙も笑いも、苦しいことも辛いことも、もちろん嬉しいことも、なんでもかんでもすべてに感謝、感激になります。
「ああ、ああ、ああ」と言葉を失うくらい喜びで感動します。
それは、女神の中でも一番偉大な女神からもっとも素晴らしい「幸運」のプレゼントを貰ったことでもあります。
この世に生まれて来たこと。この世で生きていること。そのことの素晴らしさに感謝するとき、あなたはいつでも人生で最大の「幸運」のプレゼントをもらったのだと実感することでしょう。
（宝彩有菜）
----------------------------------------------