宝彩有菜の「人生百科」(home)/(index)
| （３５） 「赤面恐怖症について」（その-１）
じつは、赤面恐怖症の解消の方法については、すでに、「なりたい自分になれる」（拙著、大和書房）の一節に簡単に書いていますが、これを、ここで、もう少し具体的に追加説明したいと思います。 その具体的な方法の説明の前に、まず、その該当箇所を一部抜粋します。 ---------------------------------------------- 「なりたい自分になれる」（大和書房、Ｐ９３） ・・・・ コンプレックスをバネにそれが適度の自己改善や自己向上向かうのであれば、コンプレックスを感じていることが一概に悪いともいえません。 でも改善や向上に向かわない、 赤面恐怖症やどもりなどのコンプレックスは、 早く手放した方が賢明です。 赤面恐怖症を自分で直したＡ君の例です。 手放し方の参考になります。 「僕はずっと人前で赤くなるのは恥ずかしいことだ、 良くないことだと思っていました。 だから、緊張して、赤くなっていたのです。 でも、ある時、僕は、赤面恐怖症でもいいんだ。 赤面恐怖症のままの僕でいいんだ。 赤面恐怖症でちっとも構わない。 と心から思えた時がありました。 それからは赤面恐怖症は嘘のように直りました」 どんなコンプレックスでもそうですが、 コンプレックスから自由になるコツは、 Ａ君がやったように、それをがあることをまず認めることです。 次に、そのコンプレックスがあっても別に構わないと思い切ることです。 そのコンプレックスを悪いことだと思っていると、 脱出しようとする努力をすればするだけ捕まります。 いわゆる自縛努力になります。 ですから、持っていても構わないのだと思い切ることが重要です。 するとマインドは、そのコンプレックスを気にしなくなります。 そして知らないうちにコンプレックスを静かに手放せるのです。 ---------------------------------------------- と、以上のように、本に書いておきました。 これで、重要なポイントはすべて言い尽くしているのですが、では、実際にそう「思い切る」にはどうするのかということについては、具体的に書いてありません。 直し方は、 「『赤面恐怖症でもいいんだ』と思い切る」 ことです。 一言で言えばそういうことですが、これを、１歩１歩具体的に実現する方法をここで、お話します。 その前に、赤面恐怖症の現象をもう一度、おさらいしておきましょう。 （前提） 「頭」は「赤面恐怖症はいけない」と思っています。 もっと具体的には、 「頭」は人前で顔を赤らめるのは「恥ずかしい、良くないことだ、してはいけない」と思っています。 （プロセス） ところが、人前に出て、 『赤くなってはいけない』と思うと、肉体は、それの反対側の向きに反応して、ぱーっと顔から火が出るように赤くなってしまうわけです。 （問題点） 「頭」は肉体をコントロールするのが仕事ですが、この顔面の紅潮について、「頭」はそれを上手にコントロールできていない。それが問題点です。 （解決とは） 「頭」が顔面の紅潮をコントロールできれば、この問題は解決します。 （解決方法） 「赤面恐怖症でもいいんだと思えば解決します」というのは、正しいのですが、なかなかそう思えないですね でも、大丈夫です。 コントロール不能になっているのではなくて、コントロールが逆になっているだけですから。 そのコントロールを上手にする方法があります。 今からお話することを理解して、少し練習すれば、ですから、赤面恐怖症は克服できます。 ここからが、本題です。 続きを読みますか？ （はい、 いいえ） ---------------------------------------------- （宝彩有菜） |
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