（効果のある許容的態度）
ですが、これが、ものすごい効果を発揮します。
まず、お義母さんに対して効果があります。お義母さんは、自分の意見を受け入れられたと思いますから、嫁と争う必要がなくなります。余裕が出来ます。それで、
「健ちゃんは、小さいときに小骨を喉に立てて、救急車で病院に連れて行ったことがあったのよねぇ。本人は覚えてないかもしれないけど。怖かっただろうねぇ」
などと、昔話をしてくれるかもしれません。
「はぁ、そうですか」
「でも、今はもう、子どもじゃないんだからね」
と、お義母さんから認識を変えることも考えられます。
もし、そうならなかったとしても、ものすごい効果があります。
それは、自分自身に対する効果です。
「健太郎さんは小骨のある魚苦手なのだと、お義母さんは思っているんですねぇ」
ということによって、自分の感情を波立てる方向に行くことを回避しています。
事実を客観的にのべたに留まっています。
この留まるという心理的態度が重要なのです。
ある地点で留まることで、自分のこころのエネルギーの浪費をくい止めている訳です。
エネルギーはたっぷり残っていますから、ますます余裕が出ます。
ニコニコして魚料理を続けます。
すると相手も戦う取っ掛かりを失います。
もちろん、自分の気分はちっとも害されていません。
鼻歌でも歌いたいくらいです。
自分は、姑とはレベルの違う高い地点に留まっているからです。
相手を許容するとそうなれます。
これは訓練です。でも、大丈夫です。
少し、その意識があればすぐに上達します。
相手を許容して、自分は高みに留まる。
是非、実践してみてください。
毎日が楽しくなります。自分が自信に溢れます。
（宝彩有菜）
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