子育てしていると、キャリアが積めないのは確かです。
会社に残っている同僚は今ごろバリバリの中堅になっています。キャリアを積んでいます。
一方、自分はまったく子育てにどっぷり浸かってしまって、何ら仕事の能力が向上している訳ではありません。
いえいえ、向上どころか、どんどん低下しています。キャリアが積めないどころかもう社会復帰が難しい感じがしています。
ああ、こんなことでいいのでしょうかと、焦ってしまいます。
そうですね。確かに、焦ってしまいますが、結婚しないでバリバリやっているように見える人も、早くいい人を見つけないと婚期を失すると焦っているかもしれません。
そのような人から見れば、旦那にも子どもにも恵まれて公園でのんびりと子どもが砂遊びをしているのを見守っているママっていうのは、羨ましい限りかもしれません。
面白いですね。
どちらも相手の良いところだけをみて、焦ってみたり、うらやましいと思ったりしています。
人生は自分で選ばなければなりませんが、選んだ人生に文句を言うのは自己矛盾しています。
選んだら、全力投入してその人生を実り豊かなものにしましょう。
でも、すぐに他の人生と比較してしまいますね。
そして、他の生き方が良く見えたりします。
こう考えてみましょう。
本当は、今の人生を選んだのは自分ですが、その道に導いてくれたのは実は自分以外のもっともっと大きなものだったと。自分は、それを選んだつもりになっているだけなのだと思ってみましょう。
運命、天命と思っていもいいですし、神様が決めていたことだと思っていいです。
とにかく、自分の道はこの道で正しいのだし、この道しかないのだと思います。
シナリオはそうなっているのだと思います。ほかは無い。
すると自分の努力の範囲は限られていますね。
運命をいまさらどうこうすることはできないのですから。
すると、今日一日をどう充実して過ごすか、あるいは、午前中をどうするかという現実の問題に帰ってきます。
今から１時間をどうするか、あるいは、いまから、先の５分間をどうするか、あるいは、今、何をどうするか、何を思うのか、何を考えるのか、自分の自由になるのは、実はそこだけだと分かります。
今、どう考えるか。
「会社をやめなければキャリアを積めたのに」ということを今考えてもいいですが、無駄だと分かりますね。無駄というより、そんなことを考えるのはもったいないですね。
自由になるのは、今だけ。
だったら、楽しくしましょう。
できないことを考えるのが、もう一度いいますが一番無駄です。
そして、
つまらないことを考えると、つまらない時間になります。
楽しいことを考えると、楽しい時間になります。
簡単な原理ですから、楽しい方を選びましょう。
今日は、天気がいいですから、公園に行く前に、
青空に真っ白な洗濯物を干しましょう。
ふーっ、
実は人生で一番充実している時間ですよ。
（宝彩有菜）
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