のんびりママ1010-4

１０１０　旦那が家事を手伝ってくれない、どうしたらいい？（その、4）

　のんびりママは旦那に手伝ってくれと頼みません。
でも、旦那は手伝ってくれます。
さて、なんと言ったのでしょうか？

旦那を改心させようとしたら、まず、することは旦那を認めることです。
先に非難すると、まるで北風に当たってコートにくるまる旅人のようになります。
いくら力ずくでコートを剥ごうとしても、ますます固く丸まってしまいます。
さらに、強引に脱がそうとすると、家出してしまいます。
コートを脱がせようとすれば、暖かい太陽をまず当てることです。
すると、旅人は暑くなって自分からコートを脱ぎます。

家の中がぐちゃぐちゃになてきたらこう言います。
「ごめんなさいねぇ。昼間の仕事に疲れちゃって。片付けようと思っているんだけど、なかなか、片付かなくて」
と。相手を非難していません。

そして、
「ねぇ、台所なんか手伝わないでよ。私が頑張ってするから。男の人に台所仕事なんかさせられないわ」
と、時代錯誤を承知でそういいます。

「よその旦那が手伝っていても、私は嫌よ。そんなことさせられないわ」
と、よその旦那と比較しても、決して非難に持っていきません。

「ごめんね。今度の日曜日にはちゃんときれいにして、おいしいもの作るから」
と謝りながら、発泡スチロールに醤油をかけて、コンビニの弁当を食べます。

「でも、こんなことなら、やっぱり勤めをやめようかしら。あなたにこんなものを食べさて、私、悲しいの」
と、家のローンがそれでは払っていけなくなる事は、言わないでも分かっているので決して言いません。

すると、旦那が、夜寝ている間に、シンクのお皿を全部洗ってくれます。
明日の朝用にと、帰りに牛乳やパンも買って帰ってくれます。
本当にありがたいので、こころから感謝します。

そして、二人で慰労会ということで、日曜日は、久しぶりに自由が丘の、イタリアレストランに行くことになりました。

北風は失敗しますが、太陽なら成功します。
欲は相手を硬化させますが、愛は相手を溶かします。

あはははは、で、結局、のんびりママは日曜日も炊事をしなかったのですねぇ。
まったく、敵いませんねぇ。