頑固 (その2) 自分が100パーセントだと思うと草臥れます。....................(宝彩有菜) |
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約束を破ってはいけない。頼まれたら断ってはいけない。 そう考えるところがすでに半分病気です。 まず、「約束」から説明しましょう。 約束はしなくてもいいのです。 してしまった約束は守った方が良いでしょうが、 約束を、もともとしないようにすれば、 守らなくてはならないプレッシャーもありません。 イスラムの言葉に、インシャラーと言うのがあります。 「神の思し召しがあれば」という意味だそうです。 約束をするときに必ずそれを最後に付けます。 例えば、 「分かりました。明日までに持参します。インシャラー」 つまり、 「約束しますが、それは、神の思し召しがあればの話です。 私は努力しますが、守れないかもしれません」 という意味です。 人間のする約束というのは、すべてそういうものです。 余談ですが、自分にやる気が無くて約束を守れなった場合でも、 「やる気が無くなったのは神の思し召しです。自分の責任ではない」 などと主張します。 まったく都合の良い神様ですが、まぁ、ノイローゼになることはありません。 そこまで、行かなくても、自分に負担になりすぎる約束はしないことです。 つぎは、「頼まれること」について。 頼まれても、引き受けることが優しい親切だとばかりは言えません。 引き受けなければ、本人が自分でやるかもしれません。 それは本人の成長につながることかもしれません。 だから、断ることは本人の成長を願っての真の優しさということもあります。 断った場合、自分が非難されはしないかと心配ばかりしていると、周りが見えません。 断る方が本当は愛がある場合も結構多くありますよ。断る勇気は愛を生みます。 良いことに頑固でないためには、いつも同じパターンで行動しないことです。 毎回毎回、初めから真剣に考えることです。 すると、いつも、身も心もしなやかに若やいだ気分でいられます。 © Alina Hosai 1999, 2000 (All right reserved ) |
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