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 宝彩有菜のメールマガジン
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抜粋したものを掲載しております。
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緊張感 |
１８ ■ 優秀な指揮官 （第１８号より）
宝彩有菜のメールマガジン 第１８号
あけましておめでとうございます。
新春雑感です。
「考えすぎないこと」（考えずに飛ぶ）
をおおくりします。宝彩有菜
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「行動する前によく考えることが大切だ」と言われれば、それはもっともだと思いますね。
軽率な行動をすると、思わぬ失敗したり、困ったことになりかねません。
ですから、行動する前にしっかり検討して行動するのは良いことです。
で、大人は普通、慎重に検討してから行動します。
具体的には、過去の失敗例を洗いざらい引っ張り出して、このような行動をして大丈夫だろうかと、あれこれ思案してから行動しようとします。
ところが、この作業をやり始めると、大方、タイミングを逃してしまいます。
タイミングを逃すと、ますます、その行動がしにくくなりますから、結果として、何も行動しない、今回は見送りとか、今回は中止ということになりやすいですね。
すると、チャンスを逃したりします。
あるいは、「ありがとう」とかの簡単なことばが言えなくなったりします。
身体が行動もしてませんし、「幸福」も逃してしまうわけですから、気分は悪くなります。
後悔もします。自信もなくなります。良いことは何もないですね。
ですから、考えすぎないこと。
ちょうど今年は酉年ですから、「考える前に飛ぶ」と言ってもいいですね。
すると人生がもっとイキイキと楽しくなるはずです。
でも、そう言うと、すぐにマインドは心配になって、こう言い返してきます。
「ちょっと待ってくださいよ。そんなことをしていいんですか？
考えずに行動するなんて。無茶ですよ」
「ふんふん、そうだな。お前の言うとおりだ。確かに、無分別に軽率に行動してはいけないね」
「そうですよ。いけません」
「でも、いったい、なぜ、マインド君は、いけないと思うのだい」
と聞いてみます。
「ええっ、だって、行動し始めたら、ゆっくり考える時間なんてないですよ。
目の前が忙しくなるんだから。そしたら大変じゃないですか、どんな問題や、困難が出てくるか分からない」
「出てきたら？」
「出てきたら、それを何とかしなきゃなんないでしょ。当然ですよ、超忙しくなる」
「その何とかしなきゃを、忙しくその場でやってもいいんじゃないかい。事前に考えるよりその現場で考える方が、ずっと効率的だと思うけど。その上、出てこない問題は考えなくていいんだから経済的だし」
「そんな無茶な。嫌ですよ。現場で慌てるのは」
「あはははは、そういうことか。つまりは、マインド君としては、のんびりしたいってことなんだな」
「まぁ、そうですが、その方が安全だと思いますよ。悪いことは言いません。しっかり考えてから行動すべきです」
「ああ、分かった。では、安全を選んで気分が滅入るか、行動を選んでドキドキわくわくするかの選択ってことなんだね」
「あのねぇ、言っておきますが、わくわくドキドキってえのは、危険な・・・・。
ああああ、行動開始しちゃった。わわわっ、
仕方ない、おっと危ない、前方確認、エンジンＯＫ、視界良好・・・」
マインドは、「考え」だけに使うこともできますが、行動中の優秀な指揮官としても使うこともできます。
「考えすぎ」だと思ったら、「行動の指揮官」に任命しましょう。
きっと、素晴らしく働いてくれます。
そして、きっと、その方がマインド君も好きなはずです。
「おおっと、面舵（おもかじ）いっぱい〜〜〜」
マインド君が張り切ると、人生が面白くなります。
人生は、「考え」の中ではなく、「行動」の中にあります。
（宝彩有菜）
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