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Ｑ（9-2）
瞑想とかの指導は、実地に行わなくても可能ですか？
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Ａｎｓｗｅｒ
さらに、詳しい説明をします。
e-講座は、さとりを目指しています。
瞑想を上手にすることは、修行を進める上でとても有効ですから、瞑想は二年目からのメインテーマになります。
そして、重要なことは、最終的に、さとるには、自分で自分の瞑想を上達させなければならないことです。
その方法をお教えすることになります。しかし、練習をするのはあくまで「自分自身」です。
座り方や、呼吸の仕方は、外見でわかります。それらは、言葉でも絵でも説明可能です。
（この瞑想の作法について、座る形や呼吸のタイミングなど、テキストの文章でも充分わかるのですが、瞑想用ＣＤ「心はいつも青空のまま」もありますので、アドバンスコースの受講生はその利用も可能です。）
しかし、もう一度言いますが、一番重要なのは、見えない頭の中の作業です。
問題は、頭の中のマインドのおしゃべりです。
それは、外から聴診器を当てて聞くことができません。しかし、その外からは聞こえない、見えない。
この「雑念」や「妄想」などをどのように取り扱うのか、それが、最重要なのです。
正しい姿勢で座って、正しい姿勢で呼吸をしていても、外見で分かるのは、「眠っているのか、起きているのか」だけです。その他は分かりません。
座って昼寝をしているのは、全然瞑想ではありませんが、たとえ、起きていたとしても、頭の中で「妄想」を観照して取り押さえようとしているのか、あるいは、「妄想」に巻き込まれているのか、その微妙なところは外見では分かりません。
何をしているのかを知っているのは、自分自身だけです。
外からは、聞こえないし、見えませんから、外から「ほら、今のは妄想ですよ」とは言えないのです。
「眠るのいけません」と側にいて、外から注意することはできますが、それで眠りから覚めても、「目覚まし時計」に頼ってしまって朝寝をするのと同じで、自分の力で「覚める」ことになりません。
眠りに落ちない工夫は、初歩の初歩です。
瞑想中に眠りに落ちるのを自分自身で阻止できないと、百年瞑想しても絶対に悟れません。
眠りに落ちるクセのついてしまった人は、それを直す方法を、コースの中で説明しますが、とにかく、覚めていることが自力でできないと瞑想にはなりません。
ですから、実地に瞑想指導できることは、外見的なことだけで、瞑想の技術から言えば極一部です。
しかも、それは、絵や図や文章で充分できる範囲です。それ以上のものではありません。
ただし、その部分についても疑問があればメールにて、質疑応答はします。
「無心になれ」と言うのは簡単ですが、簡単にできるものではありません。
「心を空っぽにしなさい」というのは簡単ですが、なかなかできません。
自分で自分の心を観照する。それがスタートであり、その態勢をどこまでもキープするということが修行です。
そして、それがちゃんとできているのか？
そのチェックこそが重要なのです。
そして、ここがポイントですが、そのチェックができるのは自分自身しかいません。
ですから、瞑想が上手にできているかどうかを、自分で正確にチェックする方法をお教えすることになります。
それは、正しい理解があれば可能です。
また、それは、修行によって自分自身が体得すべき能力なのです。
要点をもう一度いいますと、e-講座の目的は、「瞑想とは何をするのかを、自分で正しく理解して、瞑想中に迷わないで修行を積むことができるようになること」です。
それがわかるようになるためには、自分の「頭」はいったいなにをどのように思考しているのか。
その元は何なのか。
記憶とはいったいどんな仕組みなのか？
プログラムとはどういうことか？
欲とは、何なのか？
怒りとは、心配とは、後悔とは、あらゆる感情とは、何なのか？
幸福とは、不幸とは？
愛とは？ 勇気とは？
そして、瞑想とはいったい何をすることなのか？
それらを自分でしっかり、理解しておかなければなりません。
そして、あとは、自分で修行して、自分で悟る。
人がいくら修行してくれても、自分は悟れません。
それから先のところは誰も手伝えません。
自分を信じて、自分で修行する。
自分で、自分で光の中に入る。
無我になる。
宇宙に溶ける。
空になる。
e-講座は、その一歩手前まで親切丁寧をモットーに修行の指導をします。
とはいえ、現在各地で宝彩瞑想会を開催しております。
修行している人達と「みんなで瞑想する」というその場の雰囲気はとても楽しいものです。
深い瞑想をしたあとの、豊かで静かな雰囲気の中に、みんなの穏やか顔が輝いているのは、とても綺麗で素敵です。
実際、座り方や、姿勢・呼吸法のチェックは、面前で簡単にできるという良い面も、たしかにあります。
宝彩瞑想会を各地で、開催していますから、アドバンスコースの受講生、ならびに、卒業生は、気楽にご参加ください。
宝彩有菜
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宝彩有菜
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